「Over(オーバー)2.0/2.25/2.5の違いって何?」
「整数のOver(オーバー)・Under(アンダー)はどういう意味?」
「Under(アンダー)2.0の賭けは、ちょうど2点になったら負けるの?」
今回の記事では、このような疑問にお応えしています。
ブックメーカーのオッズには様々な種類がありますが、初見では意味が分かりづらいものや間違いやすいオッズもあります。
代表的なものが、基準数値を使うOver(オーバー)・Under(アンダー)というオッズです。
オッズの意味や考え方をしっかりと把握しておくことは、安心してスポーツベッティングを楽しむために不可欠なことです。
そこで今回の記事では、ブックメーカーのOver(オーバー)・Under(アンダー)に賭ける場合に注意すべき点を詳しく解説していきます。
小数オッズや整数オッズの考え方、間違いやすいオッズの意味など丁寧に説明しています。
最初からすべてを完璧に覚える必要はありません。
実例とあわせながら、ひとつずつ理解していきましょう!
ブックメーカー「2.0/2.25/2.5」の違いについて
まず最初に、ブックメーカーの「2.0/2.25/2.5」といったオッズの違いについて解説します。
これらは、得点などが基準を上回ると予想する「Over(オーバー)」と、下回ると予想する「Under(アンダー)」に賭けるオッズでよく使われます。
例えば以下の画像は、サッカーについて試合終了時点の合計得点に対して予想するオッズです。
実際の試合が終了した時点で、両チームの合計得点がちょうど2ゴールだった場合を考えてみます。
このとき、「オーバー2.0」、「オーバー2.25」、「オーバー2.5」に賭けた場合の払い戻し額はそれぞれ以下表のとおりになります。
オッズの種類 | 2点だった時の判定結果 |
---|---|
オーバー2.0 | 賭け金が全額返金される(引き分け) |
オーバー2.25 | 賭け金+利益の半分(半負け) |
オーバー2.5 | 0(負け) |
オッズの基準点が大きいほど、条件が厳しくなっているイメージです。
ちなみに上記オッズはいずれも、試合結果が合計3点以上なら全勝ち、1点以下なら全負けになります。
一方アンダーの場合は「基準点を下回る」という予想です。
同じく試合結果がちょうど2ゴールだった場合には、それぞれのオッズに賭けた金額は以下のとおりユーザーの手元に返ってきます。
オッズの種類 | 2点だった時の判定結果 |
---|---|
アンダー2.0 | 賭け金が全額返金される(引き分け) |
アンダー2.25 | 賭け金+利益の半分(半勝ち) |
アンダー2.5 | 賭け金+利益の全額(勝ち) |
オーバーとは逆に、数字が大きいほど勝利条件がゆるくなります。
これらのオッズはすべて、試合結果が合計3点以上なら全負け、1点以下なら全勝ちになります。
小数部分の大小を上回る(下回る)ためのハードルの高さだと考えると、直感的に判断しやすいです!
合計オッズ以外にもハンディキャップなどのオッズにも利用されます
ハンディキャップとは、ブックメーカー上で実力の低いチームにハンデを与えて予想する賭け方です。ハンディキャップにはヨーロピアン式とアジアン式の2種類があります。
2種類について解説していきます。
①ヨーロピアン式
ヨーロピアン式では、オッズが整数値で与えられます。
Aチームに+2のハンデがある場合、実際の試合でAチームが0-1で負けたとしても、ブックメーカー上ではハンデを加算した2-0となり、Aチーム勝利を予想したユーザーが勝ちになります。
0-2で引き分けた場合、返金されることになります。
オッズが整数になるため、返金される選択肢が増えるということになります!
②アジアン式
アジアン式ハンディキャップでは、ハンデが「0.5刻み」や「0.25刻み(スプリット)」で与えられます。
ヨーロピアン式との違いは、チームが「勝利する」か「敗北する」かの2択で予想する点です。
+1.5のようにハンデに小数部分がある場合は、必ず勝敗が付きます。
0.25刻み(スプリット)の場合は、半分勝ち・半分負けになることがあります。
1.75は、前後のオッズ(1.5と2)に50%ずつベットしているため、2点差で負けた場合は50%負け・50%引き分けとして半額が返金されます。
0.25刻みはちょっと難しく感じてしまいますね!
その他 分かりにくいオッズ表記について
その他にも、ブックメーカーには直感的に意味が分かりにくいオッズ表記があります。
bet365を例に代表的なものを解説します。
ブックメーカーによってオッズルールの仕様が異なる可能性があります。
あくまで、bet365を例にした内容となっています。
関連記事:【2024年】bet365の登録方法・始め方を画像7枚でわかりやすく解説!
①ライブベットのアジアン・ハンディキャップに()の点数がついている場合
1つ目が進行中の試合に賭けるライブベットでのアジアン・ハンディキャップです。
オッズの横に(2-0)と書かれているのは、その時点での得点状況を表しています。
ライブベットでハンディキャップのオッズに賭ける場合は、賭けた時点までのスコア状況は無視してハンデを考慮します。
2-0で勝っているチームに-0.5のハンデで賭けることは、その時点での点差は白紙にしてそれ以降の点数状況に対してハンデを含めて予想することを意味します。
この場合、試合が2-0のまま終了すると、賭けたときからの点差は0なので、-0.5のハンデを加算すると賭けに負けたことになります。
ブックメーカーサイトによってオッズ表記の仕方が異なる場合があります。
賭けたタイミングから何点差がつくか、を予想するのがライブベットの注意点です。
bet365のゴールラインに()の点数がついている場合は特殊なケースなので注意
ただし注意すべきなのが、大手ブックメーカーサイトであるbet365のゴールラインのオッズです。
総ゴール数を予想するゴールラインについては、現在の得点状況を白紙にせず考慮したままのオッズが設定されています。
画像では、現在1-2の試合に対して予想するものですが、オッズが5点から始まっています。
この5点というのが現在の3点分を含めた数字なので、注意が必要です。
ゴールラインはその他のゴール数合計オーバーのオッズを見ながら、違和感のないオッズ設定かどうかを確認すると良いでしょう。
関連記事:bet365は違法?日本の法律から安全面や注意点を徹底調査!
②整数オッズだけど3つの選択肢がある場合は返金はあるの?
基準が整数のオッズで問題になるのが、試合結果が基準とちょうど一致した場合に負けになるのかという点です。
この場合、「オーバー」と「アンダー」に加えて「引き分け」という選択肢が用意されているかどうかで結果が変わります。
コーナーキックの回数が基準を上回るか下回るかを予想するオッズの場合、以下のようになります。
引き分け(ジャスト)を加えた3つの選択肢がある場合、コーナーキックがちょうど基準に一致したときはジャストのみが賭けに勝利します。
コーナーキック数 オッズの種類 | 2点だった時の判定結果 |
---|---|
8アンダー | コーナー8回以上の場合は負け コーナー7回以下の場合は勝ち |
8ジャスト | コーナー8回の場合は勝ち、それ以外は負け |
8オーバー | コーナー8回以下の場合は負け コーナー9回以上の場合は勝ち |
一方引き分けに当たる選択肢がなく、オーバーとアンダー2つしかない選択肢の場合は、基準に一致した賭けは全額返金されます。
このあたりのオッズルールの仕様が各ブックメーカーによって異なる可能性があるため、注意が必要です。カスタマーサポートなどに質問してみるのが最も確実です!
今回の記事は、当サイトに質問をいただいたものから作成しております。
もし、不明な点があれば、気軽に当サイトにご連絡ください!
③オーバーアンダーのスプレッドについて
「/」が付いているオーバーアンダーは、スプレッドともいうオッズタイプです。賭け金の半分がそれぞれ「/」前後の条件にあてられます。
具体的に言うと、1,000円をオーバー3.5/4.0に賭けるとき500円がオーバー3.5、4.0に賭けられます。試合結果が4-1で合計得点が5点だった場合、両方的中となり賭け金は増えて手元に戻ってきます。
ただ、4-0合計得点4点だった場合、500円分は的中となります。片方は整数オッズであるため、500円返金となります。
スプレッドのメリットは、試合展開が読めない賭けに対してリスク分散を行える点です。
もし予想が外れても保険としてかけておいたオッズが的中していれば半分は手元に戻り全損を回避できるようになります。
ブックメーカーのオーバー・アンダーについて:まとめ
今回は、ブックメーカーのOver(オーバー)・Under(アンダー)について、小数オッズや整数オッズの意味、間違いやすいオッズなどを解説してきました。
難しく思えるオッズも、使っていくうちに意味を把握できるようになります。
まずはこの記事を参考にしながら実際のオッズに賭けてみることで、少しずつ慣れていってくださいね!
ブックメーカーに関する記事については下でまとめていますので、こちらから理解を深めるきっかけになれば幸いです。
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